まちを歩きながら人の事ばかりを考える

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2013年10月6日 配給・宣伝クラス 第1回
講師:田辺ユウキさん 田中誠一さん(シネマカレッジ京都)

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10月になり暑さも和らいだ京都で、配給・宣伝クラス後期の講義がスタートしました。

講義は元・立誠小学校から歩いて少しのところにある、アンデパンダンというカフェで行うことに。

まだ顔を合わせて間もない受講生たちと歩く途中、田中さんに何軒かシネマカレッジとゆかりのある店舗を紹介していただきました。道すがらに聞いた、「宣伝とは街をどれだけ知っていられるか。どんな場所にどんな人がいて、どんなものが好きなのか、そういうことをどれだけ把握できているかが大事である。」という言葉が印象深く、頭に残っています。

到着後、ようやく講義がスタートです。
まずは『自分の事ばかりで情けなくなるよ』という映画の公開に合わせて行う宣伝等の事例をもとに基本的な流れや手法をお聞きしました。
宣伝で大事なことは映画好きの人に映画を観たいと思わせるのはもちろん、ごく一般の人に映画館に足を運んでもらうためにどんなきっかけを作れるかが勝負とおっしゃっていました。

また、映画の宣伝において重要な役割を果たすチラシについての話も。少し前まではキャッチコピーがあってタイトルがあってというのがセオリーだったものの、最近はその一言だけでは一般の人たちは心や足を動かしてはくれないのです。

初回の講義だったということもあり、まずはざっくばらんにコミュニケーションをとってお互いの理解を深めた印象です。
最後に田中さん、田辺さんから次回の講義にむけて、「自分がやりたいことを達成するには、どういったプランを立てて、実行していけばいいかを考える」という課題が出ました。受講生はそれぞれやりたいことが様々なので、10/20の第二回目講義での発表が楽しみです。

シネマカレッジ京都
配給・宣伝クラス(後期)
林 俊樹