金世一さんワークショップ体験者コメント
それは濃密で不思議で、充実した時間でした。
金先生のレッスンを受けるのは、シネマカレッジ京都・前期Bクラスを含めて今回が3回目でした。普段は人数も多い為、時間が限られてしまいますが、今回は少数精鋭(!?)。始まる前から期待感が高まります。
まずは身体をほぐして、呼吸を整えながら、パーツを動かしていきます。そして、幸せな空気や怒りの空気を吸いながら、目の前の景色にイメージを重ねていきます。(私は、3回目にして初めて、涙が溢れて来ました!!)
今回は、息や声の出し方にもチャレンジしました。音の響かせ方や、腹筋の使い方を先生は、一人一人チェックしながら授業を進めて下さいました。
それから、姿勢、視線、歩き方….。8月に観た「葵の上」(金世一演出)は、こんなトレーニングの上に成り立っているんだなぁと実感しました。
一朝一夕で体得出来るものではありませんが、これからも可能な限り参加して、役者としての基礎を作っていきたいと思いました。(52才・女性・大阪在住)
金先生の授業は5時間あります。
5時間というのは、日本の大人の睡眠時間とだいたい同じです。
金先生の授業は、(金先生の言葉を借りるなら)、自己を認識することにはじまりそれに終わります。
大人が布団の中で夢をみたりいびきをかいたり寝言を言ったりしているのと同じ時間のあいだ、わたしたちはうんうんうんうん、自己を認識し続けるのです。
その空間に自分のからだが存在していること、そしてその範囲。
呼吸のテンポ、それを変化させることで自分の中の様子がどう変わるか。
放つ声はからだのどこから出ていてそれはどこまで届くのか。
などなど。ふむふむ。わたしたちの日常は忙しいです。たいてい勝手に進んでいきます。気づかないふりをしたくても、11月なんです、もう。
時間は自分の意思とは無関係に流れて、その中に溶けてしまったと思っているうちが花で、そのうち置いてきぼりを食ってるような心細い気分になります。
金先生の授業では、それを、ひきとめて、自分の時間にする、練習をします。
とても快感なようで、いつもは見えないようにしてる自分の輪郭がくっきりと浮かびあがるので、逃げたくなるときもあります。自分以外の何者かになってみたくて俳優コースを受講したのに、まずは自分を認識するのです、とは。けれどそうか、何者かになるには自分が何者であるかをよく知っていないとできないのかーなんか禅問答みたい、と思っていたら、あら、今回の授業はたまたまお寺での開催なのでした。南無。
金先生の授業はぜいたくな時間でした。
(27才・女性・京都在住)
まず自分自身としてしっかり立つこと。
数回体験した金さんのトレーニングで必ず行われるまず自分の世界を作るということ。
演技をする中でまず自分自身として立つことすらできずに何がどうなっているのかわからなくなってくることがある自分にとって、メンタル面での基礎の鍛錬は本当に貴重な体験になりました。また、その一方では響きを伝える声を出すためのトレーニングなど身体面でのトレーニングも丁寧に教えて頂き、まだまだな自分にへこんだりもしました。
金先生の授業では、俳優としての根となる部分の日々の鍛練の重要性を毎回毎回気づかせられます。俳優としてどうあるべきか、高い意識を持って日々実践していきたいと思います。(23才・男性・神戸在住)
筋肉痛が止まりません。
最後の体幹トレのせいで、 腹筋壊れて キバれなくて便秘です。けどスカッとしました! あの授業の終わったあとの達成感はハンパなかったです!高校のラグビー部のスパルタ練習思い出しました! みんなで苦しんだり、体力的に辛かったらして それでも頑張ってやりきるからこそ一体感が生まれる感じ。 この感じと金さんの授業、似てるような気がします!
(25才・男性・大阪在住)