配給宣伝クラス14-1 第2回レポート
配給・宣伝クラス14-1 第2回レポート 2014年9月28日(日)
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今回の講義は「現在の国内映画産業構造を把握した上で、自身の立ち位置からの戦略を考える」。
前半は実際に講師の田中誠一さんがプロデュースをされた映画「父のこころ」をモデルケースに、企画から宣伝配給の手法、意義、効果を学びました。
実際にいくらお金がかかって、いくら収入があったのか、どこにお金をかけ、どこを節約したのか、どんな手法が誰に向けて効果があるのか、具体的で生々しい数字とエピソード満載で、映画業界が置かれている現状をみんながしっかりイメージ出来たと思います。
地方出身者として、メイドイン京都の映画が関西を起点にどのように広がっていくのか、とても興味深かったです。東京から全部発信されるなんて、地方在住には夢も希望もない!
これからも講義を通じて東京中心にあらがう一人でありたいなと思いました。
後半は、それぞれが持ち込んだ配給、プロデュース企画のプレゼン大会です。時代劇にミュージシャンドキュメンタリー、ひとり映画計画、映画入門企画等々、個性豊かな様々なプレゼンが繰り広げられました。お互いに意見を言い合い、質問しあい、議論は活発になりすぎて、前回に引き続き1時間オーバー。とっても楽しいひとときでした。
宣伝配給を考える上で、ビジネスの勉強が、映画の制作・映画業界の発展には必要不可欠な要素のひとつであることを学びつつも、なかなか厳しい現状を踏まえると、モチベーションを保つためにも根底には映画に対する深い情熱や愛情が必要不可欠であると、あらためて感じました。
まだまだ講義は始まったばっかりですが、ひとつひとつの講義、課題と真剣に向き合い、
映画と私はいったいどう繋がっていて、これからどう広がっていくのか、答えを見つけて行きたいと思います。
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伊勢 千絵子
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