自分の興味のあるテーマは何か?

企画開発クラス 第7回 レポート
2014年3月1日

+++

体調を崩していたこともあり、前回から一ミリも進んでいない状況で授業を受けた。
見逃し三振をしたときのような何ともいえない敗北感。
失敗するにしても、打席に立つならフルスイングで失敗したいじゃないか。

浅川監督は、そんな何も準備をしていない僕にもお土産をくれた。
物語の骨である「テーマ」をしっかりさせ、まずそれを企画意図として説明できない状態で、
キャラクターや物語を作っても軸がぶれてしまうということを教えてくれたのだ。

自分の興味のあるテーマは何か?
とにかくそこからもう一度洗いなおすべきだ。

それが決まれば、こっちのもの。
そのテーマと一見関係のないキャラクターや物語の舞台を用意すればいい。
それらを結びつけるためにあの手この手を使って物語をでっち上げる。

きっとそれが飛躍に繋がるのだろう。
ふむ、光明が見えた気がする。何とか頑張ってみよう。

浅山幹也

+++ +++ +++ +++ +++

今回、浅川監督とのセッションで勉強になったことは、
「企画意図・テーマ・表現したいこと」を骨として「具体(キャラクター・物語)」が肉付けされる、という、基本に立ち返ることが出来たものだった。

「企画意図」とは、なぜ自分がこの企画を考えたのか。
「テーマ」とは、この作品で何を言いたいか。
「表現したいこと」とは、どんなモチーフで作品を描きたいか。

「具体」にはキャラクターと物語があって、それぞれ具体的なストーリーやエピソード・登場人物を作り上げていくこと。

ネタだけ増えた森でなく、一本の太い大きな樹にすること。
逆に言えば、「骨」さえできていれば、「キャラクター」もぶれることなく動きまわせされるし、ストーリーで見せられることもできる。

こんな基本的な事を、どうして忘れていたのだろう。

ネタやシチュエーションばっかりで、内容がスカスカな自分の作品を、改めて見直す必要性を感じた。何でこのネタがやりたいのか、逆に自分に問いかけてみる。それを考えて、伝える作業が、「骨→肉」と同様に必要だと思った。

北村紗代子