配給宣伝クラス14-1 第5回レポート
配給宣伝クラス14‐1 第5回レポート 2014年11月8日(日)
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第5回の講師は関西で映画ライターやパブリシストとして活躍されている田辺ユウキさんで、〈宣伝〉をテーマにした講義でした。
田辺さんは個人で宣伝の仕事をしているので、様々な会社の比較的小規模な作品を宣伝していて、その数は年間50本にも及ぶそうです。
映画作品はそれぞれの内容や監督、キャストなどで予測される観客の層が変わってくるので、メインターゲットやそれに準ずるサブターゲットといった層に、的確に宣伝が伝わる媒体を模索します。そして宣伝コンセプトに基づきタイアップやWEB戦略などを考えて実行に移していきます。実際に田辺さんが手がけた作品を例にお話しされたので非常に分かりやすかったです。
『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』で田辺さんが考えた上映イベントについても興味深いお話がたくさんありました。AVの世界のドキュメンタリー作品をあえて女性限定上映として、官能小説化の花房観音さんと元AV女優桜一菜さんのトーク付きで実施されたイベントは立ち見が出るほど大盛況だったそうです。
映画に関連して、色んな人に興味を持ってもらえる企画やアイデアを考えるという今回の講義の後半では、12月6日(土)から立誠シネマで公開される『フランシス・ハ』について、動員を促すような特典やキャンペーンを計画する実践に移りました。
限られた時間の中で受講生同士意見を交わしながら企画を考えるのは、とても難しかったけど意義深いものとなりました。
そして苦しみながら生み出したのが「HA割」です。上手くいくか少々不安ですが公開が楽しみです。
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剣持 裕介
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◉田辺先生に見守られながらキャンペーン企画を捻り出すの図。
◉立誠シネマのロビーでキャンペーン用の広報写真を撮影するの図。
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