与えられた素材で、 人と違った話を作っているか
2013年6月9日 企画・脚本クラス 第3回レポート
講師:志摩敏樹プロデューサー
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本日の講師は志摩敏樹プロデューサー。
シマフィルムの代表取締役として、エッジの効いた個性的な作品群を世に送り
出してきた映画人が一体どんなことを受講生に伝えてくれるのでしょうか?
授業は課題作品の講評を中心に進行して行きました。制約やテーマを設けられ
た上で書かれた脚本を、「きちんと注文された内容に応じられているか」と
「作品として惹きつけられるものがあるか」の2つの切り口から評していく
志摩プロデューサー。経験豊富で独特な語りに、受講生の皆さんも耳を傾けます。
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「『ゼロの焦点』は展開の変化が素晴らしい」
「『世界残酷物語』のように人の気を引くことが大事」
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具体的な作品名を挙げながら、脚本作りの参考になるポイントを教えていく
授業内容から、志摩プロデューサーの豊富な映画の知識が垣間見れました。
さて、ここで受講生の授業レポート。
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【シネマカレッジ京都 企画・脚本クラス 第3回 授業レポート】
京都は初夏でもとっても暑い。
立誠小学校はクーラーがある部屋と無い部屋があり、
第2回まで、無い部屋で行いました。
それはそれで、気温との戦いが講義に集中するテンションにも
繋がったかな…なんて思います。
第3回はクーラーがある時、いえ、ある部屋で行いました。
やっぱりあると、いいもんですねクーラー。
クーラーの話をするときりがないので、本題に入らなくてはいけないですね。
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第3回の授業は、講師に志摩敏樹氏が来られました。
大柄で、ちょっと怖そうで(志摩先生すいません!)、
映画の話が(当たり前ですが)やっぱり面白く、頼りがいが抜群な印象の方でした。
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この授業では事前提出の課題がありまして、
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課題 「与えられた素材・制約の中でシナリオを1本作ってくる」
時間は5分間(原稿用紙5枚)。
ロケ先はレストランにて2晩で撮影完了できる内容。
登場人物は3名のみ。
3つのキーワード「占い」「指輪」「勘違い」を脚本の中に入れる。
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この課題を志摩先生に講評してもらうのが今回の授業内容でした。
はじめに切り出されたのは、「締め切りに必ず間に合わせること」でした。
張りつめた空気になり、私も提出したもののプロットまでだったので、反省します。
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講評が始まりました。総評は、抜粋してますが、
「ぼくが、映画にするならと言う視線で、与えられた素材で、
人と違った話を作ってあるかどうかをみた。どんでん返しから
オチになるお話のパターンも大半だったし。
キーワードの「指輪」について、ほぼ全員、結婚指輪だったのが
もっと違う使い方もあったはず。」
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目から鱗の言葉でした。指輪の解釈で話はかなり変わってたなと思いました。
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それから、それぞれの提出作品に関しての講評をして頂きました。
今回の課題だけでなく、その人の好きな映画について、
面白かったところを志摩先生がコメントしてもらいました。
その話しが大変面白く、その人の描きたいものの傾向や好み、
脚本への取り組み方も知ることができ、
はじめて、クラスの方のキャラクターを知る機会になりました。
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1本志摩先生がこれは映画にしてみたいと言ったシナリオがありました。
言葉遊びみたいなものから始まって自分の気持ちとは裏腹に、
冗談の爆弾テロが本気の爆弾テロに変わろうとする内容でした。
指輪が大半お話のテーマになっていた中で、違う内容で面白かったです。
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志摩先生、つたない言葉で描いた課題に
講評いただきありがとうございました。
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でも終わりじゃ無かったんです。
もう既に、課題が出ています。
もう一度志摩先生の講評があります。
次回もよろしくお願いいたします。
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企画・脚本クラス 日野馨
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日野さん、レポートありがとうございました!
授業の最後は質疑応答が行われ、活発な雰囲気となった今回のクラス。
また7月下旬には志摩プロデューサーとの再会が待っています。
次回は、安田真奈先生が同じ課題作品を、安田先生の視点から講評。
さて、どうなりますことやら!?
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