足を使って頭も使う。要素が揃ってない中で考える。

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2013年8月11日 配給・宣伝クラス 第7回レポート
講師:田中誠一

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本日のクラスは、あちこちを歩いて回りながら進めるオリエンテーリング。
目的は、11月に開催される「京まちなか映画祭」の企画枠ひとつをこの配給・宣伝クラスが
担当させていただくことになり、その企画をどうするかを決める、ということ。

まず、企画枠のなかでやる=上映するのは、俳優・演技クラスで進行しているオムニバス映画
『頼りない人々(仮)』がいいということになり、同時にクラスが行われている俳・優演技
クラスの様子を見学。そこでは各作品(7チームにわかれている)ごとにひたすらなリハーサル
が行われております。受講生の皆さんもはじめて見る俳優・演技クラス、しっかりと目に焼き
付けてました。このリハーサルから発展して、撮影、編集などの過程を経て作品が仕上がります。
制作準備段階の作品を上映するイメージ、この段階からどう考えるか。です。

しばらくの見学の後、今度は校舎の外に出ます。

「京まちなか映画祭」の井上さん(第5回授業でゲストにお越しいただきました)から会場の
候補をいただいたので、そのうちの2件にいきます。いただいた企画枠は、映画祭の中で、
日替わりで会場が変わる、夜のカフェイベント枠でした。そのうち、「タカセガワブルース
コーヒー」さんと「さらさ花遊小路」さんに行って、せっかくカフェに行くので、お茶をし
ながらどのようなイベントにすべきかを議論します。会場になる場所なので、どのように上映
をするのか、どんな形でライブやパフォーマンスが可能なのか?などを話していきます。
実際にイベントが行われる場所でブレストする。映画はつくるのもかけるのも、コレが大事です。
やっぱり足をつかわないと。

さて、河原町界隈のカフェを2軒はしごして、どちらのお店でもおいしいコーヒーをいただいて、
すっかりいい気分?とおもいきや、どういう企画にするのか?ということで皆さん悩んでおります。
まだ撮影すらされていない作品で、どうやってイベントを考えろっていうのか…。
そんな内心が聞こえてきそうな様子です。しかしそれでも、可能性があるもの、面白そうなことを
それぞれが挙げ、他の者が意見する。それのひたすらな繰り返しの中でしか
何かは生まれてこない気がします。

結局この日は結論にまで至らず。それもいいでしょう。すべてはこれから。
というわけで、次回も引き続き、考えて議論する。そんなクラスが待っています。

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さらさ花遊小路にあった『ツィゴイネルワイゼン』。かっこいいデス。

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さらさ花遊小路で受講生の皆さんが企画会議で悶絶しているところ、颯爽と登場した宇治茶監督。
元・立誠小学校 特設シアターで自身が監督した『燃える仏像人間』レイトショーを行うので、
チラシやポスターをこの界隈のお店に置きに回っているところでした。写真はお店で貼ってもらう
ポスターに自らサインするところ。宣伝の基本ですね。いい感じです!