主人公は窮地に追い込まなければならない
企画・脚本クラス 後期Ⅰ部 第2回
講師:楠本ひろみ先生
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今回からレギュラー講師の楠本ひろみ先生に講義をしていただくことになりました。
前回は私は病欠していたので、後期の企画・脚本クラスを受講するのは私にとっての初日となりました。
前期は安田真奈先生にレギュラー講師をしていただきましたが、今回の楠本ひろみ先生も、大変わかりやすい講義をして頂きました。
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まず「シナリオはキャラクター設定が命」ということを教えていただきました。
主人公のキャラクター設定をするにあたって、4つの鉄則を解説していただきました。
事前に『レインマン』を観てくるようにとの課題が出されていたのですが、『レインマン』の主人公や登場人物を例に挙げて説明していただいたので、大変わかりやすかったです。
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また、登場人物には、必ずバックストーリーがある(シナリオライターはバックストーリーを考えておかないといけない)ということや、作者は、主人公を窮地に追い込まなければならないということも教えていただきました。
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『レインマン』について分析的な解説をしていただき、相棒(BUDDY)物という分野があることについて教えていただきました。そしてその相棒物を書くにあたってのアドバイスもいただきました。また『レインマン』はロード・ムービーでもあるので、ロード・ムービーを書くにあたっての注意点もご教示くださいました。
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最後に、課題が出されました。
締切まで一週間もなく、本当にできるかどうか不安になりましたが、しかしプロのシナリオライターになるためには、これくらいは頑張らなければならないと、励ましもいただき、青ざめながら、帰宅の途につきました。私は財布を忘れてしまった事と、所用があったので、まっすぐ帰宅しましたが、他の受講生の方は、もしかしたら懇親会に参加されていたかもしれません。
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前期の初日の安田真奈先生には、三幕構成を教えていただき、大変勉強になったと手ごたえを感じておりましたが、今回の楠本ひろみ先生にも、キャラクター設定について、詳しく、かつ、有益な情報を教えていただき、大変収穫があった講義だと思いました。
今後もプロット作成、原稿執筆など、実際のプロのシナリオライターの方が原稿を作成していくプロセスに合わせて、講義を進めていただく予定になっていて、収穫の多いクラスになるとの期待を抱きました。
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なんとか脱落せずに、最後までついていけるように頑張りたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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ちなみに前期も受けて、かつ後期も受けてる人間は私だけでした。私は企画・開発クラスも受ける予定でおりますので、また再会できる方もいればいいなと思ってます。
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後期Ⅰ部 企画・脚本クラス 松井孝典
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