自分と違う視点の導入が企画をより明確にする

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2013年7月21日 企画・脚本クラス 第6回 レポート
講師:志摩敏樹プロデューサー

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本日の授業は脚本クラスの集大成とも言うべき「30分シナリオ」の講評でした。
講師はシマフィルムの代表取締役の志摩敏樹プロデューサーです。

教室の扉を開けると、入ってきた僕に気づいた志摩プロデューサーは
「ああ、ブラック企業の!」と一声。僕のブラック企業に対する恨み
辛みをこめて作られた脚本に対して「夢オチなのがなぁー」と一言。

いや、あれは話の都合上ごにょごにょ、ああしないと、主人公を救って
あげることができなくてごにょごにょ。はい脚本家の甘えです。すいません。

とまぁ、こんな感じで授業になだれこんでいくわけです。

「当たり障りのない話になっている」「自分に制約を課し、
作品をもっと高めてください」「お客さんが面白いかどうか
で考えましょう」と痛いけど心に響くアドバイスをいただくことができました。

特に、経営者の視点で意見をいただけたのは、僕にとって大きな収穫でした。
志摩プロデューサーはシマフィルムの代表取締役です。だから社畜だった僕と
は全く違う視点で会社を見ていらっしゃるのです。違う視点から意見をもらう
ことで、自分が本当に書きたいものが、より明確になりました。

そんな訳で僕は、ブラック企業に対する恨み辛みをこめて作られた脚本を
もっと面白くしなきゃいけないんでね。この辺で失礼させていただきます。


企画・脚本クラス 浅山幹也