演技のハードルを低く設定しない
2013年8月11日 俳優・演技クラスA 第14回レポート
講師:浅川周監督、松野泉監督
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二週間ぶりのレギュラークラス、今回も引き続き映画撮影に向けたリハーサルと
自主練習を行なってもらいました。
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「演技のリハーサルはどんなにやってもやり過ぎることはない」という監督。
しかし、それぞれ学校や仕事を抱えながらシネマカレッジに参加している人たちは、
共演者とのスケジュールを合わせるだけで一苦労。つまり、このワークショップの
時間はキャストが集まってお互いの演技をすり合わせることができる貴重な機会なのです。
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さて、前回のレギュラークラスでは、ほとんどの人がたどたどしい演技のままでしたが、
あれから時間が経過し、完璧とまではいかなくても各々がずいぶん役に近づいてきた
ように見えました。
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カレッジの外の時間でも演技について考えてきたのであろう、努力の跡が伺えます。
中には、作品のためにキャスト同士の距離を縮めることが必要との想いから、一緒に
食事に行くなどしてコミュニケーションを図ったチームもいたよう。
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二人の講師も撮影を目前にし、演出に力が入ります。以前から「4時間の授業時間は
短すぎる!」と言ってきたお二人ですが、今日ほどそれを実感した回はなかったの
ではないでしょうか?休みなくチームからチームへと回っていき、細かく演出を指導
しながらも授業終わりに出た言葉は「時間が全く足りません」。
より良い作品をものにするため、妥協を許さない作り手としての確固たる姿勢がそこ
にはありました。
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受講生の皆さんには、演出家としての指導はもちろんですが、お二人の映画に向きあう
姿勢からも多くのことを学んでほしいと思います。自分の中で合格のハードルを低く
設定せず、限界を超えるつもりで与えられた役に打ち込んでみてください。
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泣いても笑っても俳優・演技クラスはあと一回!みなさん、自分の限界を超えましょう!
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